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 子供の視覚環境

現在の生活環境は、幼児の頃から勉強やテレビ、コンピューター、近年はスマートフォンなど、平面の中での眼使いがほとんどです。

テレビで山を背景にした人物の映像を見ても、眼の焦点は画面に固定されたままです。現実の世界は、自分の意思を伴って、山や人物に焦点を移したり、周りの状況を把握したりと、三次元的な目の運動が必要です。

現在の視覚環境では、人間が本来備えている空間認識能力がどんどん低下しています。これは、日常生活の中でのケガや事故といった生命の危険性にも関わります。

「周りが見える眼」「奥行きを感じる眼」「見えない物が見える眼」などを称して社会性のある眼、と表現していますが、このような視覚能力を身につけるために、球技は最適なものの一つだと思います。

スポーツをしている人すべてが、一流選手になれるわけではありませんが、スポーツを通じて、物の見方や眼の使い方を身につけることは、今の社会環境を見ると、大切なことと考えています。

 

 眼と姿勢

子供が学習をしているとき、机に顔が近づき姿勢が悪くなります。
これを見た親は「もっと離れなさい。眼が悪くなる!」「もっと背筋を伸ばしなさい!」といったアドバイスをします。でも暫く時間が経つと元に戻っています。こんな子供達のほどんどが、机に向かって眼を下に向けることを苦手としています。そのため、顔(頭)を机に向けることを主としています。眼を下に向けて見るようにさせれば、机との距離がとれ自然に姿勢も変わってきます。

顔が机に近づきがち → 悪い姿勢になりやすい


眼を下に向ける


自然に顔と机が離れる
  自然と姿勢が良くなる

スポーツや日常生活においても同様で、身体反応に適した眼の使い方がありますが、日々の生活で悪い癖がついていきがちです。これを改善するには、日常に「良い癖」としての眼の使い方を取り入れることです。

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