メガネレンズについて

近視・遠視・乱視の度数
眼の中にある調節筋(毛様体筋)に作用し
ピント合わせをするもの。
一般的にほとんどがこの度数だけを考えます。

プリズム度数
眼の周りにある片目6本の筋肉(外眼筋肉)に作用し
両眼の向きをコントロールするもの。
ピント合わせの度数と同じで、度数の個人差があります。
また、向きをコントロールするための方向の設定が必要です。

両眼視機能検査を行い設定しますが、
プリズムに対する考え方は専門家の中でも様々で、
「斜視になった人に使うもの」「入れてはいけないもの」
といった否定的な意見もあります。
ただ、近年はプリズムに対する考え方が広がり
メディアで取り上げられることも増え、
取り組みを始める専門家も増えています。

当店では開業した1983年から一貫して
全ての人に両眼視機能検査を行い
近視・遠視・乱視の度数 + プリズム度数
を設定したメガネを作成しています。

 

そもそも、近視・乱視・遠視の度数は
プリズムの集合体です。
特別なものではないのです。
光の屈折をコントロールするものとしては
同じと言えます。

両眼視機能検査についてもそうです。
近年は、インターネットで
「この特別な検査ができます」
とうたっているところもありますが、
概念や検査方法は100年近く前から存在しています。

ただし、検査には経験(失敗を含め)が必要ですし、
一般的な度数でハッキリ見えれば満足がありますので、
取り組む眼鏡店が少ないのも現状です。

取り組んだとしても、既存の考え方ですと
「両眼の向きにずれがあれば、ずれをそろえる」
という現象を合わせるだけのものがほとんどです。

当店の考え方は

 なぜずれが起こったか?

 そのずれは、健康に良いものか悪いものか?

 斜視、斜位は自分で作ったものではないか?
 
 はっきり見えることが、ずれを作ったのではないか?
  頭脳が優先して、身体の健康を後回しにしていないか?

 ずれの現象を合わせるだけのプリズムによって
  逆に眼や身体を緊張させ、健康を害していないか?

 能力を発揮し、健康のためには、あったほうが良いずれがある
など
今起こっている現象の根源にアプローチ
するとともに、今の眼の使い方の先にある未来を予測予防を考えます。当店の代表(田村)の長年の経験と、
こうした考え方から、一般的に入れるプリズム度数とは
反対のものを設定する場合もあります。

特に、手元(近い距離)を見るときは、
子供から大人、老眼世代まで年齢問わず、
近くを見る全ての人に、ピント合わせ+プリズム度数
のメガネが必須だと考えます。

他のページでも書きましたが、もともと人間の眼は、
近くの小さな文字や映像を見続けるようにできていません。
近代身に着けた眼の使い方です。
近未来は分かりませんが、現在のところ
遠くが見える状態で生まれてきて
成長する過程で近視になる人がほとんどです。

手元を見るストレスをガードし
能力を高めるためにも、
ピント合わせ度数+プリズム度の入った
プロテクトメガネ(視覚情報センター造語)を
すべての人に提案しています。