視覚情報センターで行っている、
通常の主な検査と流れを紹介します。
スポーツビジョンや能力開発、ビジョントレーニング
といったものは特別なことのように思われがちですが、
全ての方に同じ内容を行います。だからこそ、トップ
アスリート達へのビジョンアドバイスも可能になるのです。
メガネはどこで作っても同じではありません!
視力だけを見て合わせるものから
両眼視機能を整えるもの、その中でも
両眼の向きをそろえるだけものものあれば
今の眼の向きがどこから起こったかをみて
そこを修正していくものまで、大きな差があります。
眼・心・体・統合法では、ビジョンストレス度合いを
比較、体感してもらい、眼の使い方の悪い癖を取り除き、
脳へ楽に入力できる眼鏡を作成していきます。
1.屈折検査
視力矯正検査。遠くがはっきり見えることが
良いという解釈で視力を基準にしたメガネ。
2.両眼視機能検査
両眼視機能を考慮したメガネ。
プリズム度数を設定します。
ただし、同じ検査を行ったとしても、
作る側が何を目指すかによって
データの読み方やメガネ作りには
かなり差が出てきます。
3.眼心体統合検査(視覚情報センター造語)
眼を、心や身体と統合し、個人の能力向上や
健康をサポートするために行われる視覚検査。
メガネ度数設定検査の段階
★基礎検査
・静止視力
一般に知られている視力検査
・オートレフラクトメーター
光学的に近視や乱視などの屈折を調べます。
多くのメガネはこのデータを参考に
大まかな度数を決めてます。
・乱視検査 ・レッドグリーン検査 ・かけ枠で装用テスト
———- 1・屈折検査はほとんどここまでです
・オートレフケラトメーター
角膜曲率測定(角膜の形状)も測定します。
・レチノスコープ
検者が被験者の眼に光を入れて確認する屈折検査。
★両眼視機能検査 左右2つの眼でどう見ているか プリズム度数をどう設定するか 斜視や斜位がある人のための検査だと思われがちですが 当店では全ての方に必要なものとして行います。 両眼視が出来ている人の眼にも特徴があり、 改善アドバイスや、楽に見えるメガネ作りのためには 必要不可欠なものです。 アメリカ式21項目といわれる方法と、 偏光板を使ったドイツ式と言われるものがあります。 ・眼位・カバーテスト 両目の向き具合 ・輻輳力 開散力 眼の筋力 ・ポラテスト 両眼から入ったものが脳でどう重なるか ・立体視テスト 立体的に見る力 ---------- 2.一般的な両眼視機能検査はここまでです ★眼心体統合検査 上記以外に、必要に応じて次のことも行います。 ・眼球運動検査 最近では、眼球運動トレーニングを提案する眼鏡店や 施設も増えているようです。しかし、ただ単に眼球が 動けばいいわけではありません。 基礎検査で得た個々の眼の特性に基づき、身体との協調、 集中の種類、眼と心のつなぎ具合、眼の奥から出てくる力 など総合的に読み取っていく必要があります。 また、眼を動かさないで見る見方や、 頭脳が体の動きを制限してしまうことなどを、 合わせて指導できる内容でなくてはなりません。 他、必要に応じた検査 ・深視力 奥行き感覚 大型二種免許の検査でも使われているもの。 ・ブロックストリング 本人が両眼の向きを自覚できるグッズを使った検査 ・眼と身体の反射反応 ・周辺視や瞬間視といった眼の使い方を体感する検査 応用視覚検査 器具を使ったものが多い ・ビジョンメンタルチャート(当店オリジナル)によるレクチャー 外の眼(肉眼の眼)と内の眼(心の眼)の つなぎ方、 見方の特性を図式化したチャートを用い、 気付きや改善を促します。 チャート作成を許可しているのはリンク先の眼鏡店のみ ↓ これらを経てアドバイス+メガネ作成を行います。 メガネを作る作らないに関わらず 眼の状況を説明。 近視や乱視、遠視といった屈折の状態。 なぜ現状の眼になったか過去の経緯の推測。 このままの眼の使い方から起こる未来の予測。 両眼視機能検査から分かる、物の見方の特性。 例えば、心の眼が現実から離れやすい 見たものに対して集中過多になりやすい 眺めるような見方が得意確認する見方が得意など。 ↓ 改善の提案 ・見方を改善するレンズを体感 ・眼の使い方の改善アドバイス ・ビジョントレーニングの指導
———- 3.眼心体統合検査は以上のような流れで行います。