個人がビジョン能力を高めることは大事なことです。 しかし指導者の理解がないことには、より高い効果に つながりません。指導者が眼を理解することによって、 個々の選手の観方(心)の違いや、試合での起用の仕方、 より効果的な指導方法を知る1つの材料になります。 例えば、プレッシャーで内の眼がどんどん集中していく 選手に、「集中しろ」という声のかけかたは逆効果に なりかねません。逆に、内の眼が分散していく選手には、 どのような指導をしたら良いか。 現場にいる指導者が、実践者であり開発者でもあります。 より多くの方が、視覚を理解し現場のレベルアップの 物差しに使っていただきたいと思います。 指導者の「みる」ことへの理解は、個々の特性を活かした 深みのある指導につながるでしょう。